そろそろトルコ・ランド・メキシコ3兄弟から卒業しないか?

FXでスワップ取引と言えば、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソの3大高金利通貨兄弟がすぐ浮かんできますね。

この3兄弟ですが、今現在とんでもない局面を向かえています。

これらは週足チャートですが、3通貨の内ランド円・メキシコペソ円は史上最安値を直近で更新しトルコ円は2018年8月に付けた最安値の18.510を窺う勢いです。

確かに、これらの3通貨は高金利でスワップも他通貨と比較して非常に高い水準でした。

トルコリラでスワップ生活!などというフレーズも見聞きしたことでしょう。

他にもメキシコペソ円を積立投資!等々、FXでスワップ目的の多くの人が夢見て買い求めたことでしょう。

私も2019年の夏頃にはメキシコペソ円を10万通貨程ではありますが保有しておりました。毎日スワップが貯まるの見ては口元が緩んでいたのを覚えております。そのポジションも年末で閉じ、それ以来はメキシコペソ円は注文しておりません。

結果だけで見ると私は非常に良いタイミングで手放したことになりますが、今尚メキシコペソ円を保有している方は非常に厳しい状態が続いているのではないでしょうか。

チャートを見たら一目瞭然ですが、3通貨全てが最安値の局面を迎えております。

このチャートを見て、安いから買いだ!と考える人もいれば、まだ下がると思うからから様子を見ようと意見は別れるはずですよね。

もちろんどちらが正しいかなんて現時点でわかるはずもありません。

その場合で、もしポジションを建てた後はひたすら上がって欲しいのお祈りをすることになりますよね。

資金力がある人は打診買いをしてもっともっと下がっても良いよとなるかもしれませんが、基本的にはポジションを建てたら上がって欲しいと思うのが当然かと思います。

でもそれってドル円をロング(買)若しくはショート(売)して上がれ~!下がれ~!と言っているのと同じじゃないですか?

スワップは確かに高水準。目的はあくまでもスワップ。注文したら基本的には決済を考えずに長期保有。

であったとしても、結局は

裁量トレード

と変わらないんじゃないでしょうか。

今まで夢見てトルコ円やメキシコペソ円を積み立ててきた人の中で「何%の人が資産を増やした」のでしょうか。

FXに限らず投資の世界で資産を増やす人減らす人、その割合は恐ろしく偏っていることでしょう。

スワップ目的で投資した人で資産を増やした人って何%いるんでしょうか?

恐らく裁量トレードと同じくらい偏っていると私は思っていますよ。

今でこそトルコリラ・ランド・メキシコペソですが、10年以上前の日本人の馴染みやすい高金利通貨と言えばオーストラリアドルだった思います。

豪ドルはタイミングによっては上手く資産を増やした人いるとは思いますが、 その豪ドルも含めてスワップ投資を夢見た人の多くが資産を減らしたはずです。

積み立て投資はドルコスト平均法だから、コツコツ買い続ければ平均値も下がりスワップも受け取りつつ上がるのを待てば良い!

もう一度チャートを見直してもドルコスト平均法が威力を発揮しそうな局面はほぼ見当たりませんね。

右肩下がりのチャートを見れば当然と言えば当然なのですが、、、

希望的観測を述べるなら、ポジションを建てた後にレートが下がり続けてもスワップを毎日もらい続けることで為替損失をカバーできていたかもしれない。

ただ、その頼みのスワップも利下げ利下げの影響で徐々に減少し4月14日ついに

まさかのトルコ円ロング(買)で1円が付く日が来るとは夢にも思わなかったです。

これを見て、他の業者さんもトルコ円のスワップが減少しないと思う人はいないでしょう。

ちなみにトルコ円の政策金利は頻繁に利下げしておりますが、未だに「9.75%」です。

それでもここまでスワップが減少してしまうのは不安要素でしかないですよね。

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