
逆相関を利用したスワップ戦略を模索して、ヒロセ通商さんのLIONFXにてZAR/JPYロング(買)とUSD/ZARロング(買)で検証しておりましたが、デモ取引におけるスワップは実際と異なることがあるとご指摘いただき確認してみると・・・

ちゃんと明記されてありますね。
スワップカレンダーしか見ていなかったので、デモを利用する際はもっと注意が必要ですね。
さて、これで「ランドドルランド戦略(仮)」は棚上げするしかなくなったので、代わりの戦略はないかと「スワップ速報ランキング」を探した結果、

逆相関ランキング4位のAUD/USDとEUR/AUDが合算値がプラススワップとなるので、この通貨ペアで検証を行っていきます。
成立するのは上記6社+IG証券で、一番付与額が多いのは上田ハーローさんになります。
上田ハーローさんのデモ取引は利用可能期間が1か月となりますので、短い間ではありますが値動きとスワップ付与を注視しながら検証を行っていきます。
まず注文比率が1.7:1なので
AUD/USDショート(売) 17,000枚 スワップ 27.2円
EUR/AUDショート(売) 10,000枚 スワップ 16円
スワップ合算値 43.2円/日
となりますね。
数字ばかりではイメージを掴みにくいのでチャートでも見てみましょう。

AUD/USDとEUR/AUDのおよそ過去2年程の日足チャートとなります。
なんとなく逆の値動きになっているのはわかりますね。
ただ、下の相関の推移に注目すると結構凸凹してますね。

過去1年間の相関でみると確かに-0.95と非常に高い水準ですが、その横に直近7日間の相関指数が-0.93と少し低くなっております。
現在はこの程度のズレで済んでおりますが、、、

青く線を引いたのが-0.60付近。
そこまで落ちてしまうと、もはやFX取引としての逆相関は成り立ちません。
おそらく為替損益が酷い状態になっているでしょう。
また図で大きな溝が3つ確認できますが、この溝の期間はおよそ1か月程でなかなかの長期期間のズレが予想できます。
始める前から不安要素が大きくはありますが、注文を建てて値動きを観察しないと始まらないのもまた事実。
又はっきり言ってしまうと、この戦略の価値はゼロに近いです。
では何故検証するのか?
それは、現状ではこのユロオジドル戦略より資金効率・安定性共にに高いスワップ戦略(ドル香港ドル戦略)が存在します。
しますが、それもいつまでもスワップ合算値がプラスとは限りません。
事あるごとにお伝えしますが、当サイトのコンセプトは
「いかに安全にスワップを受け取り続ける方法」
を模索することです。
その時その時で一番良い選択肢を取るために相関・逆相関を研究し続けていきたいと考えております。
勿論、一番安全度が高い手法は、同じ通貨を2つの業者を利用して両建てを行う「異業者両建てサヤ取り」であることは間違いありません。
ただ、最近私が住んでいる地域柄もあるのですが
・震災が来て地元の金融機関が使えない
・ネット銀行を利用したいが回線が繋がらない
・自分の携帯やPCが壊れてIDや暗証番号がわからない
そしてコロナです。
・自分の入院していて状況が把握できる状態にない等々
「入金処理を行うまでの時間が非常に長くかかってしまう」
事態に陥ってしまうと万が一にもレートが急変動して、両建てを行っているマイナス損益側の業者がロスカットされてしまうなんてことになったら・・・なんて想定をしてしまいます。
元々有り余る資金で行わないと効率が悪い「異業者両建てサヤ取り」を行っている方々には、要らぬ心配ではありますけどね。
相関・逆相関・3すくみの利点は一つの業者の中で注文を行うので、前提条件として一定の余力があれば
「完全にほったらかしても問題無し」
の状態を作り上げることが可能なことです。
では、月曜日に注文を建てての検証スタートとなります。